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ネコショカ(猫の書架)
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『木洩れ日(こもれび)に泳ぐ魚』恩田陸 

『木洩れ日(こもれび)に泳ぐ魚』恩田陸 

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別れを決めた男女の最後の夜を描く 2007年刊行。「婦人公論」2006年1月22日号から2007年2月22日号にかけて連載された作品を加筆修正の上で単行本化したもの。この年2007年は恩田作品が出ていたように記憶していたが、実は長編作品はこれ一作だった。意外だな。 装丁は例によってとても凝っていて、半透明のカバー部分には泳ぐ魚。透けて見える地の部分には森が描かれている。タイトルのイメージが美しく表...
  • 別れを決めた男女の最後の夜を描く
  • おススメ度、こんな方におススメ!
  • あらすじ
  • 血縁関係がある男女の心の機微
  • 魔法の時間が終わる時
  • 倉科カナ主演で朗読劇に!
  • 恩田陸作品のおススメはこちら
『君がいる風景』平谷美樹 自らの無力さ故に死なせてしまった女の子を救いたい!

『君がいる風景』平谷美樹 自らの無力さ故に死なせてしまった女の子を救いたい!

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表紙のテンションが20世紀だけど、2002年の作品 2002年刊行。作者の平谷美樹(ひらやよしき)は1960年生まれ。名前で勘違いしがちだけど男性作家。学校についての描写に妙にリアリティがあると思ったら、元々は中学校教師であったらしい。なるほどね。現在は教職は退任して、作家専業である様子。 しかし、表紙のテイストが凄い。2002年にもなって70年代ジュブナイルテイスト炸裂なカバーデザインをやっての...
  • 表紙のテンションが20世紀だけど、2002年の作品
  • おススメ度、こんな方におススメ!
  • あらすじ
  • 時間遡り型ジュブナイル小説
  • わりとオッサン読者にはツボる
  • 本作が楽しめたなら『僕だけがいない街』もおすすめ!
『天涯の砦』小川一水 遭難した宇宙船に残された10人のサバイバル

『天涯の砦』小川一水 遭難した宇宙船に残された10人のサバイバル

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ベストSF2006国内部門第三位 2006年刊行。ベストSF2006国内部門第三位の作品。ハヤカワSFシリーズ・Jコレクションレーベルからの登場であった。 天涯の砦 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) 作者:小川 一水 早川書房 Amazon ハヤカワ文庫版は2009年に刊行されている。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★★(最大★5つ) 災害モノ、特に宇宙を舞台にしたサバ...
  • ベストSF2006国内部門第三位
  • おススメ度、こんな方におススメ!
  • あらすじ
  • 小川一水の宇宙災害モノ
  • 魅力的で燃える設定
  • その他の小川一水作品の感想はこちら
『NO推理、NO探偵?』柾木政宗 第53回メフィスト賞受賞作

『NO推理、NO探偵?』柾木政宗 第53回メフィスト賞受賞作

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柾木政宗のデビュー作 2017年刊行作品。柾木政宗の第一作。第53回のメフィスト賞受賞作品である。作者の柾木政宗(まさきまさむね)は1981年生まれ。ワセダミステリクラブ出身。 『NO推理、NO探偵?』には、2019年に続篇的な存在の『ネタバレ厳禁症候群 ~So signs can’t be missed!~』が刊行されている。こちらは講談社タイガからの登場。本作同様に女子高生探偵のアイと助手のユ...
  • 柾木政宗のデビュー作
  • おススメ度、こんな方におススメ!
  • あらすじ
  • メタ視点が炸裂する掟破りの飛び道具ミステリ
  • 推理って、別にいらなくない?
  • 女子高生探偵物語のエピローグっぽいやつ
  • 日常の謎っぽいやつ
  • アクションミステリっぽいやつ
  • 旅情ミステリっぽいやつ
  • エロミスっぽいやつ
  • 安楽椅子探偵っぽいやつ
  • 不毛な会話劇が辛い
  • メフィスト賞作品ではこちらもおすすめ
『アイオーン』高野史緒 暗黒の中世を描く歴史改変エスエフ

『アイオーン』高野史緒 暗黒の中世を描く歴史改変エスエフ

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暗黒の中世を生きる 2002年刊行。高野史緒(たかのふみお)の六作目。ベストSF2002の国内部門で13位に入った作品。「SFマガジン」に1999年から2002年にかけて散発的に掲載された作品五編に書き下ろし一編、そしてプロローグとエピローグを加筆したのが本書。 ハヤカワSFシリーズのJコレクションの一冊として刊行されているが、残念ながら文庫化されておらず、やや入手困難かもしれない。 滅亡したロー...
  • 暗黒の中世を生きる
  • おススメ度、こんな方におススメ!
  • あらすじ
  • 歴史改変エスエフの魅力
  • 虚実の入り混じり方が世界史好きには堪らん感じ
  • 歴史苦手な方にはちょっとハードル高め
  • 高野史緒作品の感想はこちらから!
『セリヌンティウスの舟』石持浅海 人を信じるということは……

『セリヌンティウスの舟』石持浅海 人を信じるということは……

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石持浅海の六作目 2005年刊行作品。石持浅海(いしもちあさみ)作品としては、『アイルランドの薔薇』『月の扉』『水の迷宮』『BG、あるいは死せるカイニス』『扉は閉ざされたまま』に続く第六作となる。 セリヌンティウスの舟 (カッパノベルス) 作者:石持 浅海 光文社 Amazon 光文社文庫版は2008年に刊行されている。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) セリヌン...
  • 石持浅海の六作目
  • おススメ度、こんな方におススメ!
  • あらすじ
  • セリヌンティウス?
  • 石持作品独特の「動機」
  • その他の石持浅海作品の感想はこちらから
『黄金旅風』飯嶋和一 希代の朱印船貿易家の物語

『黄金旅風』飯嶋和一 希代の朱印船貿易家の物語

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末次平左衛門(二代目平蔵)の物語 2004年刊行。飯嶋和一(いいじま かずいち)の五作目の作品。 黄金旅風 作者:飯嶋 和一 小学館 Amazon 小学館文庫版は2008年に登場している。 飯嶋和一は1988年デビューなのに、本書刊行時の2004年でようやく五作目!なんと三年に一冊のペースである。とにかく寡作な作家なので新刊は貴重なのだ。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★★(最...
  • 末次平左衛門(二代目平蔵)の物語
  • おススメ度、こんな方におススメ!
  • あらすじ
  • 才介の退場が早すぎる
  • 文体の力強さに痺れる
  • いろいろ惜しい作品
  • その他の飯嶋和一作品の感想はこちらから
ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ(7)『悪霊だってヘイキ!』と『ゴーストハント7』

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ(7)『悪霊だってヘイキ!』と『ゴーストハント7』

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ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ最終回! 長々とお伝えして来た小野不由美のゴーストハント(悪霊)シリーズを、旧作、新作両方読んでレビューする企画も遂にラスト!本日ご紹介するのはシリーズ第七作『悪霊だってヘイキ!(ゴーストハント7)』である。 『悪霊だってヘイキ!』は1992年に講談社X文庫ティーンズハートレーベルから刊行された。ティーンズハート版としては唯一の上下巻構成であった。 『悪霊...
  • ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ最終回!
  • あらすじ
  • 廃校舎の怪異ふたたび
  • ナルの秘密がついに明らかに!
  • 別れのない人間関係はないけれど
  • 旧版との違いは?
  • 実はまだ続きがある「ゴーストハント」
  • コミカライズ版は旧版準拠
  • アニメ版は無いけどドラマCDがある
  • おまけ:実写映画版の構想があった?
  • ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べその他の記事
『夏の名残りの薔薇』恩田陸 物語の揺らぎを楽しむ

『夏の名残りの薔薇』恩田陸 物語の揺らぎを楽しむ

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あとがき+解説+インタビュー付き 2004年刊行作品。「別冊文藝春秋」の245号から250号にかけて連載された作品を単行本化したもの。文藝春秋の「本格ミステリ・マスターズ」レーベルからの登場であった。 単行本にしてはめずらしくあとがき付き。更に杉江松恋による解説、インタビューまでついてくる。豪華なおまけ三点セットがファンには嬉しい。巻末の作品リストもありがたい。 夏の名残りの薔薇 作者:恩田 陸 ...
  • あとがき+解説+インタビュー付き
  • おススメ度、こんな方におススメ!
  • あらすじ
  • 本格モノと思わせて……
  • 変奏を楽しむ
  • 恩田陸作品のおススメはこちら
『第二音楽室』佐藤多佳子 奏でる喜び、合わせる喜び(音源付き!)

『第二音楽室』佐藤多佳子 奏でる喜び、合わせる喜び(音源付き!)

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School and Musicシリーズ一作目 2010年刊行作品。2005年から2009年にかけて、「別冊文芸春秋」「飛ぶ教室」に掲載されていた作品を単行本化したもの。学校音楽をテーマとしたSchool and Musicシリーズの一冊目である。 第二音楽室 作者: 佐藤多佳子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2010/11/15 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 11回 こ...
  • School and Musicシリーズ一作目
  • おススメ度、こんな方におススメ!
  • あらすじ
  • 学校での音楽活動をめぐる物語
  • 「第二音楽室」たまたま集まった六人の。みんなのいい感じ。
  • 「デュエット」そこには三野田と私の二つの声しか無かった
  • 「FOUR」最後だ、と吹きながら、また思った。
  • 「裸樹」夢がかなうことって、あるんだ。
  • みんなと奏でる喜び
  • 音楽小説のおススメはこちら